蛇おんなペムのふるさと探訪〜安房神社〜

このブログ記事は「蛇おんなペムのオカルト>スピリチュアル日記」https://snakelady13.hatenablog.com/(現在封鎖)に記載したものを再投稿しています。一部改訂を加えている部分があります。

こんにちは。

蛇おんなです。

今回は蛇おんなのふるさと探訪シリーズ最終回です。

安房神社について

鶴谷八幡宮をあとにした蛇おんなたちは、館山市は大神宮にある安房神社に向かいました。

安房神社は安房一ノ宮神社

平安時代の延喜式には式内社(明神大社:霊験著しい神様をまつる神社)として掲載されていました。

安房国は古来からアワビの献進地として朝廷から重要視されており、安房神社もまた重要な神社として位置付けられていました。

主祭神は天太玉命(アメノフトダマノミコト)キラキラ

安房地方を開拓したとされる忌部氏の祖神です。

天太玉命は太占を行ったことから、占いの神様としても信仰されていますウインク

伝承によると忌部氏である天富命(天太玉命の子孫)は

現在の徳島県の阿波地方から黒潮に乗ってやってきたとされています。

阿波地方からやってきたので、自分たちが開拓した土地を「安房」と名付けたとも言われています。

古代中央勢力だった忌部氏は祭祀や祭具の調達や宮殿の造営を担っていたといいます。

天太玉命は、日本の神様カードに出てくるので蛇おんなでも知っていました〜ニヤニヤ

神話における天太玉命を紹介してみます下矢印

天太玉命血は

天照大神が岩屋にお隠になった時、

大神を岩屋からどのように出すか思兼神は一生懸命作戦を考え、

天太玉命は天児屋根命とともにその作戦が成功するかどうか太占を行いました。


大神が岩屋からお顔をお出しになった際に、天太玉命は天児屋根命と一緒に大神の前に鏡を差し出します。

その鏡に映ったご自分の姿を大神は自分よりも尊い神が出現したと勘違いして岩屋からお出になり、世界にはまた太陽の光が溢れることになります。

つまり、天太玉命は天児屋根命とともに重要な祭祀を行う神として描かれているのです。

また天太玉命は天孫瓊瓊杵命とともに天降りした神でもあります。

天太玉命は天の岩屋伝説において非常に重要な役割を担っていますが、記紀神話では天児屋根命のほうがクローズアップされて描かれているようです。

ここには当時の祭祀を担う斎部氏(忌部氏)と中臣氏の力関係が反映されているとかなんとか。

それに対して斎部氏記した古語拾遺では、天太玉命のほうが重要な神として描かれているんだそうです。

ふーむ真顔

重要な神話にも出てくる天太玉命ですが、延喜式には「安房坐神社」(安房にいます神社=安房に御鎮座まします神の社)という記述のみで神格は不明だそうです。

ということは、当時から御祭神が天太玉命だったかどうかはわからないということになります。

が、安房神社の由緒では、先に書いたように忌部氏の祖神としての天太玉命を当時からまつっていたということになっています。

上矢印

本当に複雑ですね。

流行で御祭神が途中で変わることもあるし、

まつる側の都合で歴史が書き換えられることもあるし、

祇園感神院のように神職と僧侶でまつる対象というか神様の名前が違うこともあるし・・・

上差し祇園感神院は今の八坂神社のことです。

神仏分離令以前は、神職は素戔嗚尊を僧侶は牛頭天王を拝んでいたそうです。

ひょーえーゲッソリ

じゃあ、今御祭神は素戔嗚尊になってるけど、同時に牛頭天王も拝んでいるの?

それとも牛頭天王と素戔嗚尊を力技でひとつにしたの?

それとも牛頭天王はいなくなって素戔嗚尊だけいるの?

と疑問はつきません。

神道というか日本の信仰の歴史や本質を知るためには、柔軟なアタマと心が必要だなと思いました真顔

何においてもですが、主観とか思い込みで真実が見えなくなることってよくあると思うのです。

気をつけなくてはねニヤニヤ

鳥居をくぐって池を右手にみながら道なりに進みます。

そして右方向に曲がると社殿に到着です。

全体がわかる写真を撮れなかったので境内の地図を載せます。

なんとなく雰囲気わかるかな?

二股の銀杏の木越しの社殿カメラ

こちらの神社では拝殿のみ重厚な鉄筋コンクリートで作られていますキョロキョロ

なんでだろ?

御本殿照れキラキラ

御本殿の裏あたりにあるお水を汲める場所です。

とても神聖な雰囲気が漂っていて気持ちよかったので、しばらく佇んでいました。

木々がざわざわして、遠くから徐々に風が近づいて来ます。

蛇おんなは神社で風に吹かれるのがとても好きなので

「来い!風よ来い!」

と待ち構えていると

とても気持ちの良い山の雰囲気をまとった風が吹き抜けて行きましたお願いキラキラ

水汲み場の御祭神は

安房大神

水波能売神(ミズハノメノ神:水神)

吾谷山御神霊(アヅチヤマノオミタマ)

安房神社は吾谷山の山麓に鎮座しています。

お水は蛇口から汲めるようですが、受付にて申請が必要だそうです。

天富命をまつる下の宮キラキラ

お日様とiPhoneのコラボイリュージョンチュー

きれいですね。

お日様とiPhoneのコラボイリュージョンもう一枚照れラブラブ

神域といった雰囲気がとてもステキ!

こちらは境内外ですが忌部塚と呼ばれています。

人骨や貝の腕輪、縄文土器などが境内で発見されました。

発見された人骨は祭祀を行っていた安房神社に関係のある一族だと比定し

忌部氏に仮託してここにおまつりしているそうです。

木村のピーナッツソフト、最高

帰りに「木村ピーナッツ」でピーナッツソフトを食べましたもぐもぐ

うまーラブ

いつ食べてもうまーいルンルン

写真では伝わりにくいかもしれませんが

ピーナッツの旨味がぎゅっと凝縮されていてとても美味です。

実家の木のこととかぽつぽつアップするかもしれませんが

いったん、ふるさと探訪シリーズは終了です。

*蛇おんなカテゴリーの記事はスピスピしています。スピスピが苦手な方はどうぞスルーしてください。
また数年前に書かれた記事については現在の考え方や生き方、知識などが反映されていない場合がありますので、どうぞご了承くださいませ。

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