カンカカリア 根間ツル子さん

こんにちは!

ショーコです!

カンカカリア

今回も神がかりネタで失礼します。

こちらも民俗学の先生に教えていただいた映像資料、宮古島のカンカカリア(ユタ)の根間ツル子さんの記録です。

『脅威の小宇宙人体Ⅱ第六集脳とこころ 果てしなき脳宇宙』DVDに収録されています。

根間ツル子さんは、宮古島の他のカンカカリーヤと同じく、激しいカンダーリに襲われたそうです。

カンダーリとは、カンカカリア(ユタ)になる成巫過程であり、激しい精神錯乱や肉親の不幸に見舞われること等をいうそうです。

日本本土でも、霊能者は苦労の多い人生を送って来た人がなるとか聞いたことありませんか?

出口なおとその娘たちが神がかったのも、生活で非常な苦労をしていたこと、不安定な時代背景があるのではないかと私は考えています。

沖縄では、神様からの声が聞こえたり、神様を祀るために霊場を巡ったり、自分の祀る神様を求めて島中巡ったりするそうです。

霊能者になることを拒むことは命を失うこと(自死を選ぶ)もあると聞いたことがあります。

右脳と左脳

根間ツル子さんは、さまざまな人の人生相談に乗ったり、カンダーリの相談に来る人に指南をしたりされています。

神様と繋がって、相談の解決方法を見つけるのですが、その時の脳波を測ったというのがこの映像資料の特筆すべき点です。

先日、神楽の最中に太夫役が突然神がかった映像資料を紹介しました。

そこには神がかる人と審神者役がいました。

根間ツル子さんに審神者はいません。

一人で二役を行っていることになります。

独特な歌を歌いながら神と一体になります。

入神状態時の脳波を測りました。

左脳は言語や計算などの論理的機能を司どります。それに対して右脳は直感や感覚を司どります。

右脳では普遍的無意識にアクセスできると、映像資料では解説していたような記憶が。曖昧にすみません。

根間ツル子さんの脳波は、入神状態が深くなるにつれて、左脳の運動が少なくなると同時に右脳の働きが強くなります。

そして相談者へのメッセージを届けるのです。

お弟子さん

相談に来ていた方は、以前の根間ツル子さん同様、巫病に悩まされていました。

根間ツル子さんの導きで、段々と自然に、自分の神の歌が口をつくようになって来たそうです。

もう少し鍛錬をしたらカンカカリアになれるかなという段階だったそうです。

その相談者の方を見ていると、やはり人ごととは思えず・・・

私も半狂乱になって泣き喚いたり、怒り狂ったりすることがたまにあるので、私も霊能者になる道を選べば目の前が開けて来るのかな、と思ったり、思わなかったり。

島薗進『スピリチュアリティの興隆』を読むと、現代の人々の多様な信仰との関わり、信仰とは呼べずとも信じる道を進む心がよくわかります。(難しい内容なので宗教社会学的に、私が全部理解できると思わないでくださいね!)

多様さが許されて来ている今、普通以上霊能者未満の生き方もあるといいなと思うのです。

↓Amazonマーケットプレイスで三千円代からあります。京都の図書館には置いてないみたいですが、興味ある方は念の為、ご自分で確認されてくださいまし。

では、また!

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