2018-04-07
このブログ記事は「蛇おんなペムのオカルト>スピリチュアル日記」https://snakelady13.hatenablog.com/(現在封鎖)に記載したものを再投稿しています。一部改訂を加えている部分があります。
こんにちは。
蛇おんなペムです。
今回はちょこっとゾッとしたお話を紹介します。
実体験です。
ここから下怖いお話になります。
まだ独身でぱんくん(夫)と出会う前、友人と箱根のとある老舗旅館に行った時のこと。
その旅館は、箱根湯元の駅からタクシーで山を登って20分くらいのところにある、昔からある旅館に泊まりました。
古くて歴史を感じさせる風情で、雨が降っていたせいか、建物の中も庭も全部暗い感じがしました。
でも、少し奮発してとった広い部屋に部屋食、温泉風呂付きのお部屋にとてもテンションがあがっていたので
最初に感じた暗さはほとんど気になりませんでした。
あの時、夕食のお鍋に入っていた透明のツルツルした麺のようなものを見て
「これ葛きりだ!すげー!鍋に葛きり入ってる!」とか騒いでいたけれど、
今思い返してみると、葛ではなく完全なる「マロニー」だったと思います。
中居さんに「これ、葛きりですよね!?ね?すごいですね!」とか絡んで、すみませんでした。
そういえば、その中居さん、すごく困ったお顔をしていました。
さて、さんざんマロニーでぶち上がったテンションでしたが、夕飯後、温泉にも入って落ち着きました。
その部屋は1階で庭に面しており、そのまま部屋の廊下から庭に出ることもできました。
湯上りの熱を夜風に当たって冷まそうと、廊下の応接セットに二人して座りだらだらしていました。
そのうち、うとうとと少し眠ってしまったようです。
あれ?誰か庭の方から入って来た、と夢半分で思い目を開けると、
部屋と廊下を仕切るふすまにスッと人影写り部屋の中へ消えました。
えー、マジか。なに今の?寝ぼけていただけだと思いたい・・・。
部屋の方をもう一度見返しても、誰も人はいません。
友人は向かい合ったソファに深く腰掛け、うとうとと眠っていましたが、すぐに友人も目を覚ました。
友人「今さあ、なんかふすまのとこ通ったような気がしたんだけど・・・。」
蛇おんな「あ、そうそう。今誰か入って来たよ。夢かな・・・?」
不思議なことがあるもんだと思っていると、広い庭のどこか遠くの方、
もしかしたら旅館の敷地の外からかもしれないどこかから
シュシュシュシュ・・・・・・・
という音が聞こえて来ました。
蛇おんな「何の音だろうね?スプリンクラーとかかな。」
友人「ふーん、何だろうね。」
シュシュシュシュ・・・・・・・
シュシュシュシュ・・・・・・・
心なしか音がだんだん近づいて来る。
シュシュシュシュ・・・・・・・
シュシュシュシュ・・・・・・・
蛇おんな「ねぇ、音が近づいて来てない?」
友人「うん、近いづいてるね。」
シュシュシュシュ・・・・・・・
シュシュシュシュ・・・・・・・
シュシュシュシュ・・・・・・・
少しづつ、でも確実に音が大きくなってくる。
スプリンクラーとか何か機械が動く音だと思いたいんですけど、
でも・・・それが近づいて来るだろうか?
得体のしれない音。
シュシュシュシュ・・・・・・・
シュシュシュシュ・・・・・・・
もうすぐそこまで来ている。
このままだとこの部屋に入って来る!!
蛇おんな「ねえ、ガラス閉めない?怖いよ。」
友人「うん、近づいて来るねぇ。」
友人はまるでそれが入って来るのを待っているかのように、
目を瞑って答える。
こいつ、マジか。
これはどう考えても、怖いやつだろ。友人ちゃん、魅入られたか?
蛇おんなは、立ち上がって勢いよくガラス戸を閉め、カーテンも隙間なくぴったりと閉めました。
友人をみると、何か物足りなさそうな顔で蛇おんなを見ていた。
友人「あー、もう少しだったのに」
いや、あんたが一番怖いから!
こんな感じでーす。
旅館の名前は失念しましたが、少しリフォームして元気に営業中のようだと小耳にはさみました。
お付き合い下さりありがとうございます

*蛇おんなカテゴリーの記事はスピスピしています。スピスピが苦手な方はどうぞスルーしてください。
また数年前に書かれた記事については現在の考え方や生き方、知識などが反映されていない場合がありますので、どうぞご了承くださいませ。