蝉の声

体調が悪くなると、たまにやってくる幻臭・・・

私の場合は煙の匂いです。

幻臭より低頻度ですが、冬でも夜中でも蝉の声が聞こえることがあります。

幻聴ですね。

シーンとした場所にいると聞こえる事があります。

『出口なお 女性教祖と救済思想』安丸良夫著を読みました。

文献を用いた出口なおのライフストーリー研究本です。

特に印象的なのは、なおが神がかりをし、口にした言葉や思想をを分析する部分です。

神がかったなおは、自らに降りた神を丑寅の金神と言いました。

金神はなおが影響を受けていた金光教の神でもある点を指摘し、トランス状態で口走ること、見えるものなどは、一般的に人生で何かしら見聞きしたことの範囲を超えないことに言及しています。

読んだ時は、へーそうなんだと思いました。

それではちょっとつまらないなとも思いました。

みなさん、ホラー漫画家の伊藤潤二さんをご存知でしょうか。

映画化もされた、何度殺されても蘇ってまた殺される「富江」とか「うずまき」の作者です。

先日、ネトフリで配信中の「伊藤潤二マニアックス」というアニメを見ている時、なぜ幻聴で聞こえるが蝉の声なのか、原因に思い当たりました。

双一というものすごく不気味な子供が出てくるシリーズがあります。

いつも釘を口のくちゃくちゃさせながら、藁人形を釘で打ったり呪ったり不気味なことをする謎の双一・・・

家族はちょっと困った息子程度の認識なのが笑えます

優等生でイケメンの兄の勉強を騒音で邪魔するために、部屋と部屋の間にできた隙間に入り込み

「ミーンミーン」

と蝉の鳴き声を出すという場面がありました。

そうだ!小学生の頃に読んだ双一シリーズの場面だ!

宗一の不気味さにひどく怖れを抱いたことを思い出したのです。

私の幻聴の原因は、多分これだと思いましたww

幻聴が聞こえるたびになんで蝉の声なんだろうと思っていましたが、原因が判明してしまえば、もう幻聴は聞こえなくなるかもしれない・・・と期待しています。

先日、無事に?大学院入試を終えました。

あとは神のみぞ知る!です。

『出口なお 女性教祖と救済思想』↓絶版のようです。古書が定価より値上がりしています。

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