こんにちは!
ショーコです。
出会ってしいました。
人生観が変わる本に!
岩田慶治さん著「カミと神 アニミズム宇宙の旅」
少なくとも文庫版は30年くらい前に出版されたもので、帰りのバスで本を開いてみると、ノリが劣化していてボロボロ。
それでもすぐに読み始めて、これまでのわたしの神というかカミ感が覆されるような、そんな衝撃を受けました。
日本の神様といえば自然であるとか、稲の霊であるとか、そういう知識は少しはありました。
けれど、その神以前の「カミ」(宗教や文化、地域を超えた人間が神として認識する以前のものを岩田慶治さんは「カミ」と表現されています。)について、わたしは考えが全く及んでいなかったのです。
カミを「土」、神を「柄」という表現もされています。
また、仏教やキリスト教などの宗教や神話が、フィクションの上に作られたノンフィクションではないと考えているという点に共感できました。
わたしはこれまで、古事記の神話や祝詞に出てくる日本の神様は原始的な姿に近いんじゃないかなとか思っていました。
確かに、仏教とかキリスト教に比べれば、少しは原始的なのかもしれないけれど、古事記が書かれている時点がかなり文化的に高度な人たちが、政治的な意図を以って神話を著していたということがよくわかりました。
これまでいろいろな神様とお話ししたり、姿をイメージして思い描いたりしていましたが、あれは一体なんだったのだろうと。
最も最初のカミは姿はあってないようなものだし、人間の呼びかけに応じるとは限らない。
むしろ人間の意図が働かないもの。
岩田慶治の書いていることは、世界の真理の全てではないかもしれないけれど、核心に肉薄しているのではないかと感じました。
言ってはることは、すごく難しくて全部を理解することはわたしには無理です。
でも正しいことを言っていることは、なんとなくわかりました。
このタイミングでこの本に出会えたこと、そして文化人類学に少しでも触れることができたこと、本当にありがたい!
色々な著作を世に出されているので、他の本も読んでみたいです。
実はこの本を以て、島根県に行って来ました。
社が存在しない時点の神またはカミを少しでも体感したい!と思って旅に出たのでした。
あー、わたしって本当に無知!むちむちの無知麻呂です!
続きます♪